2017年4月14日人工知能を活用した医療機器・サービスの研究開発に対する支援事業を開始 (呼称「エムスリーAIラボ」)~第1号案件は画像診断支援ソフトウェア~

 エムスリー株式会社(本社:東京都港区 代表取締役:谷村格 URL:https://corporate.m3.com/、以下「エムスリー」)は、人工知能(以下AI)を活用した医療機器・サービスの研究開発から製造販売承認申請、承認後の販売までを、専門性を持ったエムスリーグループ会社全体で一貫して支援する、AI×医療のプロジェクトに特化した開発支援事業(呼称「エムスリーAIラボ」)を開始します。所長には航空宇宙工学分野でAI活用の研究を行い、外資系金融機関での勤務経験もある松岡高弘(37歳)が就任します。
 また、第1号案件として、エルピクセル株式会社(本社:東京都文京区 代表取締役:島原佑基 URL:https://lpixel.net/、以下「エルピクセル」)の医療画像診断を支援するソフトウェアの研究開発へ支援を開始します。 エムスリーAIラボでは、今後3年間で20案件の支援を行うことを目標とします。

■エムスリーAIラボの提供価値

 AIを活用した医療機器・サービスを研究開発する企業やプロジェクトに、エムスリーのコンサルタントが伴走し、戦略立案をサポート。上市までの各プロセスにおいて、必要に応じエムスリーグループの最適なサービスを提供することで、AI技術シーズをより早く・より価値の高い形で医療現場・患者に届ける支援を行うサービスです。医療従事者の受容性が高く有望な案件に対しては事業投資を行い、開発を加速させます。また、一連の支援は国内に限定されず、海外・クロスボーダーの案件に対しても行います。具体的にはニーズに応じて、下記の4つの分野での支援を予定しております。

①医療ビッグデータ収集支援
- AI研究開発時の学習データとなる医療情報を国内25万人、全世界400万人の医師会員・医療機関から広範に収集

②臨床試験・製造販売承認申請支援
- AIを活用した医療機器の薬事戦略立案についてコンサルティング - 医療機器関連ではリーティングポジションにある、グループCRO,SMOによる臨床試験・治験の実施 - 会員基盤を活用した迅速な被験者募集

③製品マーケティング支援
- 実現化されたAIサービスは日本国内の25万に医師会員(日本の医師の8割強)だけではなく、全世界400万人の医師会員に向けたサービスのプロモーション - 課金やヘルプデスクなど利用サポート体制も提供

④ファイナンス支援
- これまでのベンチャー投資の実績(累計20件以上)も活用した、ニーズに応じた資金面での支援

■第1号案件:エルピクセル社「医療画像診断支援ソフトウェアの研究・開発」

 エルピクセルは東京大学発のライフサイエンス分野の研究者によるベンチャーであり、がんや脳血管疾患を対象とした画像診断支援システムの開発を行ってきました。2次元画像に限定せず、X線CTやMRIなど3次元方向の情報を含む画像も対象とし、読影医による画像診断を支援するシステムを開発しています。
 今回、エムスリーAIラボは研究開発のための医療画像をm3.com等を通じて医師・医療機関から安全に収集する支援を開始しました。また、今後m3.comを通じ多数の放射線科医による試用や効用の研究を行い、エビデンスの構築を支援する予定です。

■所長 松岡高弘 略歴とコメント

 京都大学工学研究科航空宇宙工学専攻、工学修士。在学中は、航空分野におけるニューラルネットワークや学習を用いた自律飛行制御システムを中心に研究。2004年、ゴールドマン・サックス証券会社(現 ゴールドマン・サックス証券株式会社)入社、投資銀行部門所属テクノロジー・メディア・通信グループ担当。米ゴールドマン・サックス サンフランシスコオフィスでの勤務を経たのち、2014年からエムスリーに参画。37歳。
 「国内外で芽生えている先端のテクノロジーのシーズを、医療現場に受け入れられ、新たな価値を生み出す製品・サービスに展開していく支援を行う、この新たなチャレンジに胸を躍らせています。エムスリーグループの医療領域での専門性とエンジニアリングの知見、そしてファイナンスにより企業成長をサポートしてきた経験を組み合わせて、それぞれのプロジェクトが力強く前に進んでいけるように支援していきたいと考えています。」

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