エムスリー株式会社(本社:東京都港区 代表取締役:谷村 格、東証1部: 2413、以下、エムスリー)は、エムスリーの子会社で、CRO事業を手がける株式会社メディサイエンスプラニング(本社:東京都港区 代表取締役会長兼社長:浦江 明憲、以下MPI)にオンコロジー事業戦略・推進センターを新設しましたので、下記の通りお知らせいたします。
MPIはCROとして薬事コンサルティングから、モニタリング、DM統計解析、市販後調査関連業務、医療画像解析にいたるまで、お客様にONE STOPサービスを提供し続けているリーディングカンパニーです。また、国際共同試験数国内トップクラス、多くのプリファード契約実績、第IからⅣ相までONE STOPサービス、さらには治験君、治験君プラスや割付君等、エムスリーグループならではの高付加価値なサービスを提供するCROです。
日本の抗がん剤市場は、2023年に1兆5000億円を突破し、2014年に比べて市場が1.8倍になると予測されています。また、がん疼痛治療薬・がん副作用治療薬・がん関連症状緩和薬の市場も拡大して2023年には600億円規模になり、2014年比で1.6倍になるとされております。つまり、日本の抗がん剤市場は2014年の8523億円が2023年に1兆5438億円(2014年比81.1%増)になると予測されております。
このような背景を踏まえ、エムスリーグループのMPIに新設したオンコロジー事業戦略・推進センターは、エムスリーグループのドクター25万人の会員のうち、オンコロジー領域会員ネットワークを利用すること、またエムスリーグループの知識・情報を集約することにより、オンコロジー領域案件の更なる受託拡大、当該領域のエキスパートCRA(※3)育成のための専門研修の実施をはじめ、M3マーケティングやノイエス等のエムスリーグループ会社へのオンコロジー関連ビジネス展開の推進をいたします。さらに、オンコロジー領域の薬剤のライフサイクルマネジメントを視野に入れて臨床からマーケティング、遺伝子診断後の個別化治療などエムスリーグループが手がけているオンコロジー領域のビジネスをONE STOPで推進することにより、エムスリーグループのオンコロジー領域ビジネスを拡大します。既にM3マーケティング分野では2プロジェクト目の取り組みが始まり、エムスリーグループのドクター会員数25万人のうちオンコロジー領域のドクターパネルを利用したeマーケティングを実施しております。また、医薬品の臨床開発では過去10年間、グローバル試験を中心に多くの抗がん剤の治験を実施しており、既に約150名のCRAが担当しています。
今後は、海外子会社を通じた米、英の最新情報を提供するなど3年でがんに関する事業をしている主な製薬会社、ベンチャー企業を全てカバーすること目標とし、これまで以上にオンコロジー領域に関して幅広い医療関係者のみなさまに、充実したサービスを提供してまいります。
尚、新規案件のお問い合わせは、エムスリーグループの各CRO内営業担当(Business Development)までお問合せ下さい。
◆エムスリーグループにおけるシナジー効果
- オンコロジー領域案件の拡大
- オンコロジー領域エキスパートCRA創出
- 画像診断業務拡大
- オンコロジーメディカルサイエンスリエゾン業務拡大
- オンコロジー領域メディカルマーケターによる戦略的eMRサービス提供
- オンコロジー領域の薬剤のライフサイクルマネジメントを視野に入れて臨床からマーケティング、遺伝子診断後の個別化治療などM3が手がけているオンコロジー領域のビジネスをONE STOPで推進
- オンコロジーエキスパートCRC創出