エムスリー株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:谷村 格、以下「エムスリー」)は、日本初の在宅医特化型eディテールサービス「在宅君」の提供を4月より開始致しました。
近年、地域包括ケアシステム構築に向け、地域における医療・介護の連携が求められており、在宅医療の重要性が今後ますます高まってくるものと考えられます。しかし、訪問診療を中心に行う在宅医は所属施設に滞在している時間が比較的短く、在宅療養支援診療所では24時間365日対応が多く求められることから、製薬企業のMRが面会して行う従来型のディテールは困難な場合が多い状況です。一方、在宅医にとっても製薬企業からの情報提供が不足している状況でした。
エムスリーは、約25万人の医師が登録する日本最大級の医療従事者向けサイト「m3.com」の運営を通じて各種事業を展開しております。在宅医特化型eディテールサービス「在宅君」は、「m3.com」の医師会員約25万人のうち、在宅医療に携わる2万人以上の医師(*1)を対象に、インターネットを介して在宅医療に特化した情報提供を行うことで、製薬企業からの情報が不足している在宅医と、在宅医に十分な情報提供が出来ていない製薬企業とを、「m3.com」の媒体力を通じてマッチングさせ、在宅医の効率的な情報収集をサポートし、製薬企業における在宅医とのコミュニケーションを支援します。
*1 在宅医療に関わる診療報酬を加算している施設に所属する医師
本年4月より、第1号ユーザーとして、国内トップ3の製薬企業がこの「在宅君」サービスを利用開始することが決定しており、在宅医へのブランディング確立、製品情報の浸透を目指します。
エムスリーはインターネットにおける情報提供力を最大限に活かし、地域包括ケアシステム時代の情報提供における変革を推し進めて参ります。