2014/05/26

株式会社日本医療機器開発機構との医療機器分野における資本業務提携に関するお知らせ

エムスリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:谷村 格、以下「エムスリー」)は、このたび、株式会社日本医療機器開発機構(東京都中央区、代表取締役:内田 毅彦、以下JOMDD)と資本業務提携したことをお知らせいたします。

1.提携の背景
 エムスリーは約25万人の医師が登録する日本最大級の医療従事者向けサイト「m3.com」を運営しております。また、連結子会社であるMICメディカルでは、医療機器の開発支援に強みを持っております。エムスリーでは、今後グループリソースを活用し、医療機器のインキュベーションを強化し、より良い医療の実現に向けて事業を展開していく予定です。
 JOMDDは、2012 年9月に、元米国政府(FDA)医療機器審査官の内田氏が「真に必要とされる新しい医療のため、日本からの医療イノベーションが沢山この会社から育っていく。」ことを目的として設立。医療従事者、研究者、中小企業等にあるアイデアやシーズをインキュベートし、開発から事業化、ライセンスアウトや売却等のエグジットまでをサポートします。
 このたび、両社のノウハウ、リソースを活用することにより、日本発のユニークかつ付加価値の高い医療機器を1つでも多く育て、世の中に送り出すべく資本業務提携をする運びとなりました。

2.出資の概要
 エムスリーは、JOMDDが実施する第三者割当増資のうち、約1億円の引き受けを行いました。

3.業務提携の内容
 今後、両社で下記の連携について協議を進めていく予定です。

(1)アイデアおよびシーズのアセスメントにおける協業
 アイデアおよびシーズに関して、その有効性や市場性などについてm3.com等を通じてアセスメントを実施することにより、JOMDDのもつノウハウや目利き能力に加えて、医療機器開発に必要な臨床現場のニーズの発掘が可能となります。

(2)大型案件等における共同投資
 エムスリーと共同で発掘したアイデアおよびシーズのインキュベーションや、JOMDDが単独で開発資金を拠出することが難しい大型案件等において、エムスリーがJOMDDと共同で投資することで、より広いインキュベーションおよび投資機会の創出が可能となります。

(3)開発・薬事申請等における協業
 エムスリーグループのリソースを活用することで、開発業務や薬事申請関連の支援を実施し、JOMDDによるスムーズな開発の実現が可能となります。

(4)事業化した医療機器のプロモーションにおける協業
 開発が完了し製造・販売可能となった医療機器について、エムスリーがプロモーションをサポートいたします。

以上の協業につきましては、今後より具体的な協議検討を進め、逐次実施してまいります。
 その他にも、両社はそれぞれの強みを活かし、様々な分野での協業を目指します。