2011/09/12

株式会社エー・アイ・ピーとエムスリー株式会社が資本・業務提携 ~アジア新興国を中心としたグローバルヘルスケアリサーチを共同展開~

株式会社エー・アイ・ピー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:渡邉 秀文 URL:http://www.aip-global.com/ 以下:AIP)および、エムスリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:谷村 格 URL:http://corporate.m3.com/ 以下:エムスリー )は、この度、アジア新興国を中心としたグローバルヘルスケアリサーチの共同展開に向け、資本・業務提携を結んだ事を発表します。

AIPは世界45カ国以上の消費者にリーチできる調査パネルを提供し(うち自社パネルは15の国・地域)、アジアを中心に世界で6カ国以上の拠点を持ち、世界19カ国以上のクライアントから年間2,000件以上の調査実績を有しております。

エムスリーは、日本国内における20.9万人の医師会員を有する医療従事者専門サイト「m3.com」の運営のみならず、米国、欧州、中国及び韓国において合計120万人の医師パネルを構築し、製薬企業を中心とした医療関連企業向けにグローバルに調査サービスを提供しております。

この度、AIPとエムスリーは今後高い成長が見込まれる東南アジア諸国におけるヘルスケアリサーチの共同展開、および世界のクライアントに対し調査サービスを共同で提供する為、資本・業務提携を行うことについて合意致しました。本資本・業務提携の実現により、AIPはエムスリーの持分法適用関連会社となり、より強固な協業体制の構築を見込んでおります。

【資本提携の概要】

1.スキーム
 エムスリーはAIPの既存株主からAIPの発行済株式の約17%を譲り受けます。

2.日程
 株式譲渡契約締結:2011年9月6日
 株式譲渡:2011年9月9日

【業務提携の概要】

1.東南アジア諸国における医療従事者パネルの共同構築
 経済成長が著しく市場調査ニーズが増加傾向にある東南アジア諸国で、医療従事者パネルを共同構築し、当該パネルを活用した調査サービスを展開します。将来的には、パネルを構築した地域において、製薬企業向けマーケティング支援サービスである「MR君」をはじめとした各種プロモーションサービスの展開も予定しています。

2.エムスリー医療従事者パネルの販売提携
 エムスリーグループにて販売を行っている医療従事者パネル(グローバルで120万人の医師パネルを含む)を、AIPが世界のクライアントに対し共同販売することで、一層のサービス拡大を推進します。

3.AIPの患者パネルの販売提携
 世界45カ国以上の国・地域におけるAIPの患者パネルを、エムスリーが販売することで、医師パネルとの販売シナジーを促進します。また、エムスリーグループが有する一般消費者会員に対し、AIPへの会員誘導を進めることで、AIPの患者調査のプラットフォームを強化し、更なる販売拡大を推進します。