2010/08/16

2万人の医師が協力、難治性疾患を含む全339疾患の診療状況が明らかに ~日本最大規模のインターネット調査「ペイシェントマップ2010」~

医薬品市場調査会社の社会情報サービス(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:牧田 孝 URL: http://www.ssri.com/ 以下: SSRI)と、エムスリー株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:谷村 格 URL:http://corporate.m3.com/ )は、調査データベースサービス「ペイシェントマップ2010」の提供をスタートします。

※「ペイシェントマップ」
日本最大級医療従事者向けポータルサイト「m3.com」に登録している19.1万人の医師会員のうち、全国・全診療科20,729人による、339の疾患に関する診療状況についてのインターネット調査の結果からデータベースを構築し提供するサービスです。診療科別の疾患状況の分析や、ポテンシャル把握やターゲティングなどまで幅広く活用することが可能です。

###診ている医師数の多い疾患トップは「高血圧」、最も少ない疾患は「致死性家族性不眠症」

協力医師2万人のうち最も多くの医師が診る疾患は高血圧で、13,441名(全体の64.8%)の医師が診ていると回答、 次いで糖尿病 12,418名(同59.9%)、便秘症12,069名(同54.7%)の順となりました。一方で、最も診ている医師が少ない疾患は、致死性家族性不眠症 7名(同0.03%)、ペルオキシソーム病 14名(同0.07%)、進行性骨化性線維異形成症 15名(同0.07%)となりました。

これらの結果から診療科別や病院規模別、地域別などの患者数推定が可能となり、本データベースは企業におけるマーケティング展開の基礎データとして活用できるのみならず、診ている診療科が特定しにくい癌のような疾患は、どのような診療科で診療されているか等を把握する事が可能になります。

なお、診ている医師が多い疾患および、少ない疾患のトップ10は、それぞれ以下の通りです。

診ている医師が多い疾患ランキング 診ている医師が少ない疾患ランキング

本サービスでは、生活習慣病から特殊疾患に至るまで幅広い領域における 339の疾患についての調査を実施しており、医師の診療率や患者数などを、HP/GP別・診療科別はもちろん、これまで無かったような切り口まで細分化して「どのような医師・医療機関でどのような疾患の患者が治療を受けているか」を多面的に集計・分析することが可能となります。

###「ペイシェントマップ」の概要

※ 本調査では、エムスリーの医療従事者向けポータルサイトm3.comの医師会員医師19.1万人のパネルのうち、診療科ごとに無作為にサンプリングして実施します。

  • 調査対象: エムスリー会員医師
  • 対象条件: 病院及び診療所医師の全科
  • 調査方法: インターネット調査
  • 協力医師数: 20,729人
  • 実施月: 6月下旬~7月初旬実施
  • 調査項目: 診療患者数、診療疾患、MR訪問状況、評価している企業など

なお、本サービスにつきましては、社会情報サービスとエムスリーが共同で、提供いたします。
詳しい内容につきましては、担当までお問い合わせください。