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出資先企業インタビュー

24時間365日
自宅で「安心」して療養できる
社会インフラを創る

HYUGA PRIMARY CARE株式会社

代表取締役社長

黒木哲史

1978年宮崎県宮崎市生まれ。薬科大学を卒業後、MR勤務を経て、2007年に福岡県太宰府市にて当社設立し、代表取締役就任(現任)。

HYUGA PRIMARY CARE株式会社

代表取締役社長

黒木哲史

1978年宮崎県宮崎市生まれ。薬科大学を卒業後、MR勤務を経て、2007年に福岡県太宰府市にて当社設立し、代表取締役就任(現任)。

2021/12/20、エムスリーの資本・業務提携先であるHYUGA PRIMARY CARE株式会社がマザーズ上場を果たしました。上場を記念して、代表取締役社長の黒木哲史氏にお話を伺いました。

地域包括ケアシステムの
プラットフォーマー

当社は、「患者さんが24時間365日、自宅で『安心』して療養できる社会インフラを創る」の経営理念のもと、在宅訪問薬局事業、きらりプライム事業、ケアプラン事業及びタイサポ事業を主たる事業としており、それぞれの事業が医療機関・介護事業者と連携することでシナジーを生み出す事業モデルを構築しています。在宅患者に対してケアプランを提供するケアプラン事業や介護施設等の住居を紹介するタイサポ事業等、一人の在宅患者に対して複数のサービス及び商品を提供できる事業構成となっています。 きらりプライム加盟先店舗には、在宅訪問薬局の運営ノウハウや経営支援を行い、加盟店先の地域で地域包括ケアシステムを形成することで、全国の在宅患者をサポートできると考えております。今後は、医療や介護領域の事業者が抱える課題に向けて、IOT・ICTを利用したソリューションサービス及び商品を提供し、幅広いプライマリーケアのプラットフォーム企業を目指しています。 現在、受け入れ在宅患者数は7,000人を超え、また、2018年7月には、全国で初めてオンライン服薬指導に着手しました。

目指すは社会インフラの構築

当社を創業して間もなく、私が薬を持って訪問した先で体験したことが当社の理念の起源となりました。お正月にモルヒネ坐剤を処方された在宅療養中の患者さんは末期がんで、患者さん宅にて、私は患者さんの看取りに立ち会いました。「介護の本質」「薬の重要性」「在宅医療の可能性」など在宅医療のひとつの結末を目の当たりにしたのです。私の目前で亡くなられた患者さんの旦那さんから、「他の薬局は殆ど閉局しており本当に困った、あなたが薬を持って来てくれなければ、私の妻は人生最後を痛みに苦しみながら死んでいた。本当にありがとう」。ご家族から号泣しながら感謝を述べられ、それを受けて私も号泣しました。こんなに感謝されたことは人生でこれまで無く、これを日本全国で24時間365日提供できればと考えました。 ある日突然、医療や介護が必要になると、ご本人や家族は覚悟や準備もないまま、いきなりこれまでの生活からの変化を強いられます。「他人に迷惑をかけたくない」「誰に相談してよいかわからない」孤立した気持ちがやがて自身を追い詰める結果に繋がってしまうことも少なくありません。患者さん、利用者さん、そしてその方を支援する人々にとって、混迷の中に差し込むひとすじの光でありたい。当社のシンボルマークには、そんな願いが込められています。

一番大きかったのは対話やアドバイス

エムスリーグループとは、2015年7月に資本業務提携を行い、渋沢栄一の「論語と算盤」で言う「算盤」をエムスリーさんから学びました。ご支援頂いた中で一番大きかったのは、谷村社長をはじめとしたエムスリーの投資や事業部門の関係者の方々との対話やアドバイスです。具体的には、オンライン服薬指導やきらりプライム事業を事業化する上でのヒントやアイデアを得たり、エクイティストーリーに関するアドバイスを頂く等、私自身も良い刺激を受け、視野も広がり、学ぶところが多かったです。エムスリーさんから出資を受けたということで、当社に対する見られ方や周囲の対応がガラッと変わったという点もメリットで、お蔭様でM&Aや人材採用等も進めやすくなりました。調剤薬局から地域包括ケアシステムのプラットフォーマーへの転換にあたり、重要なリソースであるエンジニアの採用についても、ご支援頂き感謝しています。 エムスリーグループのエムスリーキャリアさんには、2015年から薬剤師の採用をご支援頂いており、また、シーユーシーさんとは、在宅医療での連携や介護施設での営業連携に積極的に取り組んでいます。

24時間365日、自宅で「安心」して
療養できる社会インフラを創る

今後の成長戦略は3つあります。1つ目は、きらりプライム事業の加盟店舗数の拡大です。現在の加盟店舗数は803店舗ですが、在宅訪問実績のある26,000店をターゲットとして拡大します。中小規模の薬局に対しては在宅訪問薬局の運営ノウハウやインフラ提供、大規模の薬局に対しては、システム提供(ファムケア)を行います。2つ目は単価の引き上げで、オプションメニューの拡大でより高い付加価値を提供することで実現します。最後は、Primary Care Robotに代表される多面的なサービスの拡大です。最先端のテクノロジーと既存の事業を融合することで、医療・介護現場の課題解決に取り組み、住み慣れた家・地域で安心して暮らせる社会インフラを創りたいと考えています。

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エムスリーグループの多岐にわたるリソースを活用し、投資先に対する成長支援や新たな事業の創出に取り組んでいます。

会社名
エムスリー株式会社
設立年月
2000年9月
事業内容
インターネットを利用した医療関連サービスの提供
上場取引所
東京証券取引所市場第一部(証券コード2413)
投資対象分野
エムスリー又はエムスリーグループ各社との協業が見込める分野
Webサイト
https://corporate.m3.com/1p1y/
会社名
HYUGA PRIMARY CARE株式会社
設立年月
2007年11月
事業内容
地域包括ケアシステムのプラットフォーム事業
上場取引所
東京証券取引所マザーズ(証券コード7133)
Webサイト
https://www.hyuga-primary.care/ja/index.html